2016年8月15日月曜日

夏休み,家族で能登一周旅行(パート1)見附島・恋路開眼・ニ三味珈琲・珠洲市道の駅・狼煙・禄剛崎・木ノ浦

今年の夏休みは,久しぶりに家族全員が揃うことができたので,8月11~12日の1泊2日で能登半島を自家用車で旅行してきました。車の運転は私が行い,のと里山海道で穴水まで行った後,奥能登をぐるっと左回り(時計と反対回り)してきました。近年は,家族全員で旅行する機会も減って来たので,ついつい欲張ったスケジュールになってしまいました。

今回の旅行では,天候に非常に恵まれ,能登の里山里海の美しさをしっかり味わうことができました。暑い中を歩き回ったので,最後はバテてしまいましたが,旅行ガイドの写真どおりの景観を楽しむことができました。その一方で撮って来た写真を見てみると,全然その場の雰囲気が伝わっていないなぁとも思いました。

その辺の限界はあるものの,人と共有して残しておきたいという気持ちもあるので,今回旅行で行って来た場所を写真と一緒に紹介しましょう。多数の写真があるので2回に分けます。

8月11日(木祝)の10:00前に金沢を出発。のと里山海道を走り,別所岳サービスエリアで休憩。


いつもの癖で掲示を撮影。神社の鳥居マークで警告というのはよくありますね。

ルビーロマンのばら売りというのもやっていました。

のと里山海道の終点付近に,NHK連テレビ小説「まれ」のテーマ曲が流れる「おとのみち」があります,というポスター。確かによく聞こえました。

のと里山海道を出た後,珠洲道路へ。のと里山空港が道の駅になっている,ということで取りあえず行ってみました。
道の駅にしては,ちょっと大きすぎて落ち着かない感じでしたね。

能登観光の最初は,見附島。この島を見ると....寿司ネタ(軍艦巻き)を思い出します。「えんむすビーチ」ということで,「二人で鳴らす鐘」の間から軍艦を撮影。

よくよく見ると,見附島のキャラクターもいました。名前は「みつけたろう」とのことです。やや大根風ですね。

昼食は近くのレストランで食べました。その中に不思議な車が1台(廃車になっているようでした)。矢沢永吉の似顔絵が大きく描かれていて,目立っていました。ナンバーを見ると,しっかり「830(ヤザワ)」でした。

珠洲市付近を走っていると,日本酒の宗玄の看板を沢山見ました。その本店が,珠洲市にあったので,車の中から撮影。地名自体,宗玄だったんですね。好きな銘柄なので入ってみたい気もしましたが


そのすぐ近くの恋路海岸。写っているのは弁天島です。 この場所は,学生の頃に来たことのある,思い出の場所です(別に”恋路”とは関係ありませんが...)。変わった部分と変わらない場所がありましたが,とても懐かしくなりました。

この岩も見覚えがあります。ソフトクリーム岩などと勝手に名前が付けられていました。

この辺にも以前は鉄道が走っていました。恋路駅は,その名称から,切符を集めるのが流行っていたことがありますね。鉄道は走っていませんが,プラットフォームは残っているようでした。「のトロ」というトロッコ電車(手動?足動?のようです)にも乗れるようでしがが,今回はパス。

その後,珠洲市の中心部の飯田地区へ。今回の旅行の個人的な目的の一つ,ニ三味珈琲へ。「ニ三味」と書いて「にざみ」と読みます。全国的に人気のある店で,映画「さいはてにて」の登場人物のモデルになっている人が営業している店です。

ちなみにこの映画のロケーションを行った「舟小屋」は,さらに「さいはて」の木ノ浦海岸にあります。そちらにも後で行ってきました。

我が家の車にはカーナビはないので,一瞬見落としてしまったのですが,ご覧のとおり店の前は車でいっぱいで,少し順番待ちをして入りました。

私以外は特にコーヒーは好きではなかったのですが,一瞬で店の雰囲気の良さを気に入ってくれました。メニューでは,次のとおり,「コーヒー」とのみ書いてありましたが,注文に応じて,豆の種類を選んでくれました。

次のような種類がありました(以下,店内にあったリーフレットから要約して転載)。

  1. いいなぎブレンド(中煎り):すっきり爽やかな味。穏やかな海をイメージ
  2. 日置ブレンド(中煎り):モカの香り・酸味が好きな方へ。香りの持続を考えたブレンド
  3. 舟小屋ブレンド(やや深煎り):酸味と苦味のバランスの良い味。ニ三味珈琲の味の中心となるブレンド
  4. さいはてブレンド(やや深煎り):海辺に流れる優しい時間。映画「さいはてにて」からうまれたブレンド
  5. 二三味ブレンド(深煎り):苦味と香りの強いおすすめブレンド。ホット・アイス・アレンジコーヒーにも最適
  6. てっかまったブレンド(深煎り):真夏の太陽のように刺激的な味(深煎り)。個性的な前を使った新しい味

てっかまっかにも関心があったのですが...私はニ三味ブレンドを選びました(次の写真のいちばん下)。その他の家族は,アレンジコーヒーばかりですが...カップのデザインが全部違うのも楽しいですね。
私の飲んだ,ニ三味ブレンドは,濃厚さがありましたが,味も温度も大変飲みやすく調整されていました。

珠洲市の中心部へ。道の駅「すずなり館」です。この店で,あれこれお土産を買いました。

ちなみにこの建物のあった場所は,もとは鉄道の駅でした。というわけで,しっかりプラットフォームも残っており,雰囲気を味わってきました。

さらに能登半島の先端へ。この日泊まった宿の周辺には次のような景色が広がっていました。禄剛崎のすぐ傍の狼煙(のろし)地区です。

北陸鉄道のバス停も次のような雰囲気です。

夕食まで時間があったので,禄剛崎へ。予想以上に急勾配の坂を上ってみると,そこは180度以上水平線を見渡すことのできる見晴らしの良い場所でした。
次のような案内板も目を引きました。

それにしてもこの日は良い天気でした。同じ場所で,日の出も日没も見られるとのことです。この時の太陽の位置は下ぐらいでしたが,日の入りも見てみたかった気がします

もう少し時間があったので,さらに「さいはて」へ。映画「さいはてにて」のロケーションが行われた木ノ浦海岸まで行ってきました。この場所は...本当に美しい場所でした。人がほとんどいない時間帯でしたが,日常生活をすっきりと忘れてしまいそうでした。

 映画の撮影に使われていた舟小屋も残っていました。

ヨダカ珈琲というのは,映画の中での店の名前です。

さて,この付近ですが,妙にカカシが多数いました。明らかにドライバーから見られることを意識したカカシで次のように,道路沿いに並んでいました。不思議な盛り上がりのある田園光景でした。

この日の夕食です。海産物が沢山入った,なかなか豪勢なものでした。

以下,パート2に続く